所沢のイタリアン 武蔵野山居の料理
店長の石垣です!
今日はとても暑いですね~!
テラス席も気持ち良いのですが、だんだんと日差しも注意しなくてはいけなくなってきました。
食材には【旬】があるのですが、
それだけでなく、仕入れ上の都合による【旬】もあります。
例えば、
『真鯛がいっぱい水揚げされたので安く卸せますよ~』
『メロンが多く採れちゃったので特別価格でいけます!』
『国産のヒレ肉がたくさん特別入荷したのでどうですか?』
などのように、供給過多になって本来の価格よりもリーズナブルに
仕入れることができる食材を紹介されることが日々あります。
もちろん全部仕入れるわけではないのですが、
なかには本当にすごくお得なものもあるので、
そういう場合は入荷して、いつものコースに特別料理として加えたり、
単品でもオススメをしたりしています。
以前働いたフランチャイズ業態でオススメ料理というと
基本的にフェア価格などで安くなった料理をおすすめすることが
ほとんどですが、食材によっておすすめ料理が日々変わるのは
当たり前のことなのですが・・・楽しいよな~と思います。
でも、このオススメ料理はなかなか売れないこともあります。
例えば
『イカスミのスパゲッティ』
イカが丸ごと大量にお得に入荷したときなどに作るのですが、
イカスミって美味しいのですがなかなか注文はされないのです・・・。
そのとき必ずシェフに言われるのは
『売れないならもう作らないよ!』です。
フランチャイズ業態の時はおすすめ料理って売るのはすごく楽でした。
当たり前ですがそれは価格が安くなっているからなんです。
でも、本来提供する価格より安くはなっているけど
値引きをして提供しているわけではない
お店のおすすめ料理をお客様に食べてもらうというのは
簡単そうで実は難しいんだな~と思い知りました。
しかもそれが普段お客様が口にしないような料理なら尚更。
こちらとしては
『美味しいから食べてほしい!』
お客様からしたら
『せっかくの食事。失敗はしたくない』
この壁をどう崩せるか?
それは『売りたい』という気持ちではなく『食べてほしい』という
気持ちをお客様に如何に伝えられるかなんだと思います。
武蔵野山居の女性スタッフは本当におすすめが上手です。
それは実際に損得感情なしに純粋なおすすめだからなんだと思います。
話は戻りますが、
おすすめ料理が売れないときシェフから檄が飛ぶのは
必ず店長である僕です。
それは信頼してもらっているのもあるでしょうし、
責任者としての意識をもてということだと思います。
僕は何かアイディアを出すのは得意だとは思っていますが、
それを結果にしていくのがまだまだ力不足なことが多いです。
お客様に武蔵野山居の料理を食べてほしい!という気持ちを純粋に持って
『あなたのおすすめならちょっと冒険して食べてみようかしら?』
と多くのお客様に思ってもらえるように頑張ります!
ホントに人生一生勉強ですね。